5S活動と3S活動の手引き

5S活動の目的とは?

5S活動の直接の目的

5S活動の目的は、次のようなものであるとされています。

  1. 安全な職場をつくる: そこで働く社員の皆さんが労災事故に遭わないよう、安全対策を職場の仲間で作り上げることが最優先になります。
  2. 快適な職場をつくる: 気持ちのよい職場、快適に働ける職場環境を作り上げることです。物心両面の快適な環境が重要になります。モノの快適な環境は、資本を投下して作り上げることができますが、心の快適な環境は、5S活動を通じて社員同士や経営者と社員の心の絆が培われてゆきます。
  3. 効率的な職場をつくる: 心の絆を通じてお互いに助け合い、励まし合い、支え合ういわば山積み山崩しの仕事の平準化がすすむように多能工化がすすんでゆきます。

しかしこれらは、手段であって"真の目的"ではありません。

5S活動の真の目的

5S活動の真の目的とは、「守ることを決めて、決めたことを守る」風土を作ることです。

社員はもとより職場のリーダー、経営幹部、経営者が一丸となり、守るべき企業風土企業文化を醸成してゆくとともに人間本来の生き様の骨格となることが根底にあるのが5S活動です。

きれいな職場やピカピカの輝く会社にしてゆく5S活動は、手段であり目的ではありません。徹底した5S活動の実践を通じて、職場環境が変わる、美しい環境にかわってゆくプロセスの中で人が育ってゆくのです。

品質、安全、顧客サービスを向上させるのに不可欠な「人づくり」の基礎となるのが5S活動なのです。