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5S活動の5つのステップ
5S活動は、図のようなステップを経て組織に浸透していきます。やり出して、もとに戻りにくくなるのは、第4ステップの"習慣化する"の段階からです。
弊社が最初に取り組むときにコンサルタントの先生には、こう指導を受けました。「最初が肝心で、スタートダッシュの3ヶ月間で"徹底する"の段階まで一気に持っていかないと、続かない」と。
そうでないと5S活動は、単なるイレギュラーのイベントとして終わってしまいます。やらざるを得ない環境とは、まさにこの段階まで持っていったということです。そこまでは「例外を作らないこと」で、なんとか持っていくことができました。
弊社では、体裁を整えるためには、例外はいっさい認めませんでした。
たとえば、整理用の棚を作ろうと決めていた日に、お客様が特急で注文を出してくることもあります。そんな時も、予定は変更しませんでした。社員を2チームに分けて、ひとチームは棚づくりに、もうひとチームは特急品対応に当たらせました。
どんなトラブルが起きても。臨機応変に対応し、一度決めたら徹底して実践します。そうしないと、すぐにもとに戻ってしまうからです。