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これから5S活動・3S活動に取り組まれる皆様へ
はじめに弊社は、1999年5月29日の大阪リエンジニアリング研究会のキックオフ大会より大山繁喜先生のご指導のもとに「徹底した3S活動」に取り組んできました。
25年間この「徹底した3S活動」を社員をはじめ仲間の皆さんとともに継続してきたお蔭で人格が変わり、社格が変わり「守ることを決めて決めたことを守る」企業文化・風土が育まれ醸成されて参りました。ただその道のりは、決して平坦ではなくベテラン社員の3S活動に対する抵抗もあり紆余曲折の連続でした。
2001年12月には天下の松下電器産業の皆さんが弊社の工場にやって来られたのを機に、「松下が行く工場なら我々も是非見学させてほしい!」と全国いや海外からも見学者が大勢押しかけるモデル工場に変貌を遂げてきています。
枚岡合金工具(株) 代表取締役 古芝保治
すでに2000社を超える見学社は、製造からサービス業まで実に多彩で各社の実態や実情も様々です。業種は違えども経営革新を進める上で徹底した3S(整理・整頓・清掃)活動とその継続は、各社共通の課題と言えるでしょう。
3S活動は誰にでも簡単に始められる活動ではありますが、「3Sに取り組む時間がない」、「そんな優秀な人がいない」、「そんな3S活動に投資するお金がどこにあるのか」、「3Sをやってみたがマンネリに陥っている」、多くの経営者をはじめ社員の皆さんの誤解からなかなか定着しづらく、継続できない活動でもあります。
どうして「徹底した3S活動」をするだけでプラスのスパイラルが生まれるのか?そんな非科学的なことは信じられない。…という読者の方もいるでしょう。しかしもちろん、そこには理屈があります。
20年間継続してみてわかったことは、「徹底した5S・3S」は科学的な経営手法に見事に合致していたことです。その理屈は後述するとして、まずは理屈なしにやってみることが大切です。
「微差大差」と言う言葉のとおり日々の小さなこだわりの「徹底した3S」の積み重ねは、絶対差となって必ずご褒美となって還ってきます。
本サイトでは、どこにでもある町工場が「徹底した3S」によって社格が変わり、人格をかえていったプロセスの具体例を紹介させて頂きます。本サイトが経営革新に取組む皆さんの5S活動・3S活動のお役にたち、よりよい職場の環境整備のお役に立てれば幸いです。